腸内フローラのバランスを損ねるものは何か?

 

06体に良い細菌は普通は腸管内にたくさん棲んでいます。腸管内および体内のその他の部分にいる体に良い細菌と体に悪い細菌の理想的な比率は、子供も大人も80%対20です。このバランスが取れているとき、腸内フローラは最適な状態にあります。

しかし、栄養不良、病気、薬の服用、化学療法、抗生物質、遺伝的性質、環境汚染物質、ストレスといったライススタイル上のストレス要因により、消化管が本来持っている生態環境は破壊され、細菌のバランスが損なわれることがあり、その結果、有害な細菌や酵母菌が過剰に増殖し、慢性腸炎や腸の内膜上に損傷が発生します。器官も適切な機能を止めてしまうことがあります。

 

腸内フローラのバランスを損なう汚染物質とは

  1. 抗生物質 (Antibiotics)
    • 抗生物質は体内の細菌のバランスにとって最も致命的な物質です。広域抗生物質は腸内細菌の数を変える原因になることがあり、また、人の健康や食物を消化する能力に影響を及ぼすこともあります。人々は、細菌性疾患の治療に医薬品を服用することもあれば、抗生物質を投与された家畜の肉を食べることで不用意に大量の抗生物質を摂取していることもあります。抗生物質は、腸を直接刺激することによって、抗生剤による下痢(抗生物質関連下痢症, AAD)を引き起こしたり、腸内フローラのレベルを変えたり、あるいは感染細菌の増殖を許したりすることがあります。
    • 抗生物質は、腸内フローラの数や種類を変えてしまうことがありますが、そのため炭水化物を発酵させ胆汁酸を代謝する体の能力が低下する結果、下痢を引き起こすことがあります。分解されなかった炭水化物が大量の水を吸収してお腹がゆるくなることがありますし、腸内フローラで生成される短鎖脂肪酸が欠乏すると、やはり下痢を引き起こすことがあります。
    • 自然に存在する細菌のレベルが低下することによって、クロストリジウム・ディフィシル(C. difficile)やサルモネラ・ケドウゴウ(Salmonella kedougou)などの有害菌種の成長を阻害する能力が損なわれることがあります。これらの菌種の過剰増殖は、それが下痢の本当の原因でないとしても同時に起こることがあり、時には手に負えなくなることがあります。
    • 重病を患っている人は、抗生物質の服用だけでなく食欲不振や免疫低下などの要因によって、腸内フローラの構成が変わることがあります。
    • 抗生物質を1ラウンド投薬した後、腸内の構成が元に戻るまで少なくとも4~8週間はかかります。腸内共生菌が腸壁に定着する限られたチャンスがあるのはこの期間です。
    • 抗生物質がもたらすもうひとつの悪影響として、その使用後に抗生物質耐性菌の数が増えてしまう問題があります。患者がそれに冒されると、抗生物質で治療するのが難しくなる症状を引き起こします。
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  3. 糖分や加工された炭水化物を多く含む食品は、体内にカンジダ菌(真菌類、酵母菌)の様々な異種菌株を増やします。この種の食品は、腸内環境において寄生虫の成長も促します。
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  5. 避妊ピルや副腎皮質ステロイド剤を含めて、あらゆる種類の薬品の服用は腸内フローラにとって極めて危険です。フッ素化合物による歯科治療ならびにフッ素化合物を使ったねり歯磨き粉も、微生物のバランスを損ないます。
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  7. 今日、体に最も損傷を与える物質は、処理された水道水のほとんどに入っている塩素フッ化ナトリウムですが、これらはそのため、ソフトドリンクなど市販の飲料製品の大部分にも含まれています。塩素消毒された水は人の腸内も殺菌してしまうので、それに繰り返し曝されると腸内の共生菌も破壊してしまうことから、特に危険です。コーヒーやアルコール飲料の摂取もまた腸内フローラの破壊を促します。